将棋1手詰入門ドリル

 入門書にはよく、「上達には詰将棋の練習が欠かせません。3手詰めから始めてみましょう」なんてことが書かれてあるわけですね。まあ、実際3手詰めから始めてもいいのかもしれませんが、今回は3手詰めよりさらに易しい1手詰めの本の紹介です。

 この本の特色は、後半120問が実戦形式になっていることです。普通の詰将棋と異なり、攻め方の持ち駒を使い切るとは限りません。「詰将棋として出されれば解けるのに、実戦だと詰みに気づかず勝てない」という人も、この本で実戦形式の練習を積めば、そういった取りこぼしが減り、勝率が上がるのではないでしょうか。1手詰めなら1日10問くらいのペースで進めても苦にならずに続けられそうです。